P01-002, P01-022
原因不明の奇病に冒され死の淵にいた少女。青の世界の技術によって命を長らえるが、その見返りとして、異形と共に他の異世界と戦うこととなる。内向的な性格で、大人しい無口な少女。常に死と隣り合わせの生活だったため、生への執着は誰よりも強い。
E01-022
死にたくないから戦うの…それって悪いこと?
P03-015
「私にとって、あなたは契約者。それだけなの」 「友達ってのはね、片想いでもいいの。リゲルがどう思っていようとも、わたしはリゲルのこと、大好きだよ」 太陽の光さえ直視できるリゲルの瞳が、あづみを正面に捉えることを拒んだ。
~あづみとリゲルの絆~
B03-105
また明日、おやすみなさい
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この服、動きやすいのはいいけど、すーすーする……。えーと……あんまりじろじろ見ないで。撃っちゃうよ?
~各務原あづみ~
C03-001, P05-022
「泳ぎを教えてあげたいのはやまやまだけど、海水はちょっと……ごめんね」 リゲルが残念そうに、あづみへ頭を下げる。 「いいの。水着を着る機会なんて一生ないと思ってたし……ふたりで海に来られただけでも嬉しいから」 あづみは満足そうに微笑みを返した。
~あづみとリゲル、夏の日の思い出~
B05-105
いなくなったりしない、よね……?
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ずっと一緒にいようね。
P08-015
「急に立ち止まって、どうかした?」 「あ、えーと……春だなあって」 生きることと引き換えに当たり前の日常を手放したあづみは、草花が風に舞うこの季節に思うところがあった。 「せめて小学校は卒業したかったなあ」 「じゃあ、病気が治ったらやろうか。卒業式!」 「本当?早くモウギ見つけなくちゃね」
~あづみの憧憬~
B08-105
嬉しそう ひらひらふわふわ 花一華
P08-032
いってらっしゃい…リゲル…。
P09-010
「ごほごほ……」 ベッドに横たわるリゲルを、あづみは心配そうに眺めた。 「情けない。サイボーグの私が風邪をひくなんて」 「たまには身体を休めて」 「そうもいかないわ。いつでも臨戦態勢じゃないと……パーミッション!」 「わわ!?」 リゲルのバトルドレスは、何故かあづみに装着されてしまった。 「単純な座標の演算を……間違えるなんて。お言葉に甘えて休ませてもらうわ……」 「待って! これ外してよ!」
~あづみとリゲルの逆転看病~
B09-105
わたし……どうしたらいいの?
P10-010
「あづみ、また可愛い格好してるね!」 子猫の姿に変装したあづみを見て、千歳が感想を述べた。 「えへへ……」「リゲルはマメだよね。季節ごとにあづみの衣装、調達してくるんだもん」「ううん、今回はわたしのためじゃなくてリゲルのためなの」 猫を見ると頭に血が上ってしまうリゲルの思考回路を矯正するため、とあづみは説明した。 「効果あったみたい。わたしを見ても……猫さん相手の時みたいに怒り出さなかったし、すごく嬉しそうにしてた!」「お気の毒だけど、それ、いつも通り」「えっ!?」
~あづみと千歳のリゲル観~
B10-105
えへへ…… ねこさんだよ
P10-020
リゲル、ずっと一緒だよ。
P10-027
いつものカレーより おいしい気がする……
P11-029
純真無垢なる籠の鳥
Age 14 / Birth 9.6 / Height 149
P14-007
ねえ、どうかな? この服……似合ってるかな?
~各務原あづみ~
P15-024
りげる…
P17-007
胸が痛んでも我慢する。わたし、もうリゲルの足を引っ張らないよ。……リゲル? いつも一緒にいたのに……どこへ行っちゃったの、リゲル? ……そっか……きっともう “処罰” されちゃったんだ……。どうして青の世界は、わたしたちに非道いことばかりするんだろう。あんな未来……なくなっちゃえばいいのにね。……そうだよ、青の世界なんて壊れちゃえ。
~各務原あづみ~
P17-034
わたし……こんなの初めて!
P20-005
「だいぶ髪の色も戻ったわね」 「どうせなら昔みたいに薄茶色が良かったな……」 「私にとってのあづみはこっちよ?」 「それなら青髪でもいいや」 リゲルへ微笑みかけるあづみ。しかし、急に真剣な表情になると、気になっていた疑問を口にした。 「わたしが願いを捧げた神様……マルドゥクさんって、最後どうなったの?」 不快な単語を耳にし、あからさまに顔を歪めるリゲル。 「さん付けしなくていいわ。神に “様” も不要!」 「あはは……」 「あいつは消えた。悔しいけど倒し切れなかった。……もしかしてまた!?」 気色ばむリゲルに、あづみが両手を振って否定する。 「違うの。気配はないよ。でもね、あのときもらった破壊の力が、わたしの中に残ってるような気がして……」
~告白するあづみ~
B20-111
楽しいこと たくさんしようね